残したいふるさとの光景がある 萠出地区「ホタルの里」
かつて、ホタルの飛び交う光景は日本各地で見られた夏の風物詩。しかし、ホタルはきれいな水辺でしか生育できないため、環境汚染が進んだ現代においては、ホタル鑑賞ができる場所は限られています。
そんな中、「ホタルの飛び交う『ふるさとの景色』を子どもたちに残したい」-。
自分たちが子どものころに見ていたホタルの飛び交う光景を次の世代に残したいと萠出定美会長たちが「東北ホタル愛好会」を2015年に結成しました。
愛好会のみなさんはホタルの幼虫の餌となる「カワニナ」の生息しやすい環境整備や放流をはじめ、鑑賞スポットを歩きやすいようあぜ道の幅や駐車スペースを広げたり、定期的な草刈りをしたりするなど手弁当で整備を続けてきました。近年、愛好会の思いは実を結び、愛好会の活動する萠出地区「ホタルの里」は数多くのホタルが飛び交う県内でも有名なホタル観賞スポットに。現在も町内保育園の子どもたち向けに見学ツアーを企画するなど精力的な活動を続けています。
そんな東北町・萠出地区にある「ホタルの里」では、例年7月中旬頃からたくさんのゲンジボタルとヘイケボタルが夜空を飛び交います。(今年は低温の日が多く、飛び始めが昨年より遅れる見込み)
なお、鑑賞会イベントは新型コロナウイルス感染防止のため実施しませんが、手指消毒などをした上で自由に見学できます。この時期にしか見られない美しく、幻想的な光景をぜひ見にきてみませんか。
車でお越しの際は「東北町字萠出道ノ上50-8」と検索してください。また、場所に不安のある方やホタルの飛翔状況はお問い合わせ先までお願いします。
詳細情報
- 萠出地区「ホタルの里」
- 東北町字萠出道ノ上50-8
- お問い合わせ 東北ホタル愛好会
- 090-1490-4692